ネーミング

ネーミングについて

「名は体を現す」
私たちが「プラットホーム」を施設の名前に冠するにあたって、「施設運営の基本姿勢」を意識することにしたのはこんな発想からでした。
介護老人保健施設の本来の役割、病院とご自宅の橋渡しをする「中間施設」であることを意識することは、スタッフ、施設を利用される方の双方にとって共通の目標となり、行動の原動力となると考えたのです。
そこで「いっときの立ち寄りと、新たな出発」をイメージできる言葉を探した結果、「プラットホーム」の名が浮かんだのでした。
「チョット寂しげな名前だ」とのご意見をいただくこともありますが、決して演歌の世界でイメージしないでください。私たちがここでやろうとしていることは、「生活を明るく活力のあるものにすること」ですので、ポップスやラテンの世界でイメージしてください。 ・・・  どうです?ちょと楽しげに思えてきませんか?

ちょっと苦労話

ネーミングにちなんだ「ちょっと苦労話」をさせていただきます。
「プラットホーム(仮称)」と名づけて札幌市に設立の為の事前協議書を提出、本年1月に計画を実行して良いとの回答を得ました。
事業を開始する準備をしてよいとの正式な回答があった為、様々な懸案事項を煮詰める作業に入りましたが、施設の名前“プラットホーム”について本当にその名前をつけて良いのか(・・・つまり商標権等の侵害をすることにならないのかを確認する必要があるのではないか?)との考えに至り調べた結果、医療や介護に関連する分野で、一部に「プラットホーム」の語を使う商標の登録が、4件もあることが判明しました。一部にその語があるだけで、類似するものとして商標権を侵害する可能性があることから、「名前を変える必要があるかもしれない、しかし、思い入れのある名前なので変えたくはないし ・・・」との事態におちいりました。
商標登録をしている企業(いづれも日本有数の大企業)に、商標権の侵害の有無について照会をし、先方で検討していただくことにしましたが、いったいどの部署にそれを確認すればよいのやら・・・
とりあえずその大企業の本社の法務部門あたりかと見当をつけて電話をしましたが、代表電話に出た電話交換の方に用件を聞かれて説明すると、しばらくお待ちください・・・と何やらあれこれ検討している様子で、こんな問い合わせはめったにない模様。企業によっては「知的財産管理部」の様な名前の部門がある様で、そちらの方に説明した後、照会文を送付しました。
最終的に4社とも「当社の商標権を侵害するものではない。」との回答を得ることができましたが、お忙しいこともあるでしょう、全ての社より回答を得るまでに1ヶ月半くらいもかかりました。
かくして、晴れて「プラットホーム」の名をつけることができたのです。
札幌の医療法人が始める老健施設の名前について、私たちが照会した大企業の事業規模からすれば極めて小さいものであるにもかかわらず、お時間を使って検討していただき、丁寧にお答えいただきました事に感謝申し上げる次第です。